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意外と知らない?はちみつの世界

そもそもはちみつはどうやって作られているの?

https://diamond.jp/articles/-/234429
はちみつは自然の花蜜をミツバチが集めてきたものと考える人が多いかもしれませんが、
実はミツバチが花蜜を巣まで運びそこで加工・貯蔵したものをはちみつと言います。


はちみつはミツバチが採った時点では水分が含まれている為、薄くさらさらしています。
それを巣の中で羽ばたきによって水分を飛ばし、私たちが普段食べているはちみつに加工されるのです。


もっと細かく説明すると、ミツバチが花蜜を体内に貯めて巣まで戻りますが
その体内では酵素により花蜜が分解されはちみつっぽくなっています。
はちみつの素を作るという意味ではこの工程が最も重要と言えます。

その後水分を飛ばし濃縮させることではちみつが完成します。

ミツバチはなぜはちみつを集めるの?

ミツバチは花の蜜を集めるだけではなく実は私たちの食事と密接に関係しています。


それは野菜や果物を栽培する農業の現場にとって必要不可欠な受粉をしてくれるからです。


「世界の主要100種類の作物のうち7割はミツバチの受粉を介している」と言われるほど重要で、
私たちははちみつを楽しむだけでなく毎日の食事も助けられているのです。


ミツバチはもちろん人間に食べてもらう為にせっせと集めている訳ではなく、
自分たちの食料調達の為にはちみつや花粉を採ってきますが、
それが自然と作物の成長を助けることに繋がっているということです。

はちみつを作るミツバチは2種類いる

あまり知られていませんが日本には

「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」

の2種類が生息しています。


見た目がとても似ているのでパッと見ると1種類の同じミツバチに思いますが実は全く違います。
見た目が似ていても習性が違うためはちみつの集め方やその量、中身も違い
それぞれが集めたはちみつは別物と言っていいでしょう。


では実際にその2種類のミツバチはどのような違いがあるのかみていきましょう。

二ホンミツバチ

二ホンミツバチはその名の通り
もともと日本で育った在来種のミツバチでトウヨウミツバチとも呼ばれます。

体が全体的に黒っぽく少し小柄なのが特徴です。

また二ホンミツバチの習性として巣の中の環境が悪化するとすぐに別の巣へ逃げてしまうことが多い為、
数千~2万匹程度の群でしか行動しません。

特に近年の猛暑の影響で強い日差しが当たったり巣の中が高温になり巣が落ちてしまったり、
ミツバチが嫌がって巣から逃げてしまっています。


また蜂は刺すというイメージの人も多いと思いますが、
二ホンミツバチの場合は一度刺すと死んでしまうのでむやみに人間を攻撃することはありません。

(絶対ではないので注意してください)

セイヨウミツバチ

セイヨウミツバチは
アフリカやヨーロッパが起源の外来種のミツバチで、
明治時代に輸入され飼育しやすいように改良され日本に定着したと言われています。

飼育されやすい為日本でもその数は多く二ホンミツバチの2倍以上の群で生活しています。


ただし飼育しやすいと言っても二ホンミツバチと違って元々日本の生き物ではないので日本という環境に適応していません。
そのため養蜂家さんの世話が必須となり手間もかかります。


このように二ホンミツバチとセイヨウミツバチは見た目が似ていても習性は真逆と言えます。

はちみつの種類とその違い

実際にミツバチが集めるはちみつの違いは大きく分けて、

・複数の花から集めるか
・特定の花から集めるか

の2つあります。

二ホンミツバチの場合はその都度自分たちで生息地を決めるので、
様々な花蜜を集めたはちみつが出来上がります。

さっぱりとしたはちみつからクセのあるはちみつまで多くの花蜜がブレンドされる為、
ドロッとして色が濃く味がしっかりしたものが多いのが特徴です。


またもう一つの特徴として採蜜量が少ないことが挙げられます。
それはなぜか。体が小さい上に数も少なく行動範囲も狭いので
純粋にはちみつを集める能力が低いからです。

さらに養蜂家さんは巣の中にはちみつが溜まった段階で採蜜するので年に1回程度しか採蜜出来ません。


一方でセイヨウミツバチの場合は養蜂家さんの意思で採蜜場所が決まるので、
アカシアの花が咲いている場所などで特定の花蜜を集めたはちみつが出来上がります。

二ホンミツバチのはちみつと違い、
アカシア蜜やりんご蜜のようにサラッとすっきりした味わいのはちみつが多いのが特徴です。

採蜜量は二ホンミツバチの倍以上と言われており、
私たちが日ごろスーパーなどで見かけるはちみつやはちみつ加工品のほとんどは
このセイヨウミツバチが集めたはちみつです。

また二ホンミツバチは自分たちで自由に飛び回る為
はちみつの種類を1つに絞ることは難しいですが、

セイヨウミツバチの場合は巣の近くでしか生活できないので1つに絞って採蜜することが出来、
味がイメージしやすいことからも加工品に使われることが多いです。

まとめ

このように普段から目にするはちみつですが、
そこには私たちの生活に密接する野菜や果物の成長を助けるといった重要な役割もあり、
実際にそのはちみつはどんなミツバチが集め
どのように加工されるのかが少し知ることが出来たのではないでしょうか。


今回ははちみつとは何か?という身近にあるがゆえにあまり知られていない事についてお伝えしました。
次回以降はもっと深いところまでお伝えしていきます。

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